お手伝い。

2007年10月11日
お手伝いのはずが代行の日。

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先日iuが投稿したのと同じ論文誌に後輩さんも採録が決まったのですが,その関係で今日は1日バタバタでした。

論文など,長い文章を書くときはTeXと呼ばれる少し変わった(でも使いこなせるととても便利で印刷結果も綺麗に出来る)ソフトを使うのがとても便利で色んな学会で推奨されています。

ただ,使いこなせるまで少し勉強がいるので初心者さんには倦厭されがちで,後輩さんもWordで書いて提出していたのです。(TeXの使い方は教えたし,利点も理解してもらったのですが,やっぱり使い慣れたWordの方が楽という判断だったみたいです。)

ただ,製本するに当たって論文で使っている図なんかはTeXで取り扱うためのepsと呼ばれる形式に変換して提出するお約束があり,しかもそれが結構細かい注文がついていて面倒なことに。

で,「手伝っていただけませんか」とお願いされて見てみたところ…

後輩さんの論文はなんと規定の推奨枚数の2倍以上の紙面を費やした超大作でカラー印刷を依頼しないといけない部分まであるスゴイものでした(笑)別刷りの代金はゆうに50万円を超えそうです…

図の枚数もかなりの量…しかも,PowerPointの使い方の方もぐだぐだで,何とも残念な図ばかりという状態。

(例えば図として張り込んであった何かの化学式は化学式を生成する専用のソフトを使って作成したそうなのですが,Jpeg形式の図として貼り付けてあって,しかもそこで使われているフォントは“MSゴシックの12ポイントぐらいで普通のテキストエディタに書いたようなアンチエイリアスなんかのかかってないものを24ポイントに拡大して,ぼかしをかけた”みたいな汚い&非常に見づらいものでした・・・)

そんなわけでオリジナルの図からすべてiuが書き直してepsにする羽目に(TーT)

18時に作業を初めて終わったのは4時でした。
つっつかれた…
(普段なら4時くらいはそろそろ寝ようかという時間なので元気なのですが,今日は珍しく8時には起きて色々していたので眠たくって(^-^;))

共著者でもなんでもないし,これが仕事なら5万円ぐらいの作業量を請求するところですが,500円のお弁当と野菜ジュースの報酬で我慢してみました。

良い先輩(?)をもってよかったな後輩さん(笑)

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もう少しアサーション能力というか,育てるために見捨てる強さがいるのかも…と,反省中の今日この頃。

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