未来いそっぷ。

2007年8月25日
考え事の日。

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ある半導体メーカーの技術者さんのBlogに「我々技術者の精魂込めた技術の多くが,娯楽産業に使用されて,その娯楽品(テレビゲームとか)をコドモが楽しんでいるのをみると,なんだか子供をバカにしているみたいだし,哀しい」「我々の技術は世間に役立っているのではなく,次の世代をバカにする,無用の長物かもしれない」なんてコトが書いてありました。

この主張にどうも違和感があるのに,その違和感の原因がいまいちぱっと思い浮かばず,いろいろと考え事。

結果,どうやらiuは「科学技術とは人の活動をサポートするもので,究極的には人間が望まない仕事をすべて肩代わりしてくれ,人間の余暇をを最大にするようなもの」と考えている節があり,そのあたりが原因なのかも。…と,思い至りました。

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遠い未来,科学技術が発達すれば人間で無ければ出来ないことというのはなくなるはずで,そこではおそらく芸術作品の創出さえ機械が出来るようになるのでは。

そのとき,人間が行う物事は娯楽(その娯楽が学術研究である人もいるでしょうし,今と代わらないような仕事である人もいると思いますが。)活動だけになるわけで…

と,すると科学技術の最終目的地は娯楽活動のサポートにあることになるので現状においても科学技術が娯楽方面へ適用されるのは自然なことだし,十分に世間の役に立っているのではないかと。

また,最先端の科学技術が娯楽用品の形態をとって次世代を担う子供の身の回りにあるコトこそが新たな科学技術などの創出に重要なのではないか…(ex.この技術はどういう原理で動いているのか,○×のゲームのようなアイテムを現実に作るにはどうしたらいいのか,もっと面白いものを作るにはどうしたらいいのか…なんかの刺激になるので)

とかしょうもない,浅い考察などをして楽しみました(笑)

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おしまい。

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