考え事の日。

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「先入観」で物事を判断するのはいけないと良く言われますが、iuはこの先入観を結構活用してしまう派のようです。

正確には先入観って言うかフレーミングとか、それを用いた情報の脳内補完かな。

それに気づいたのはここ数年、本を読んでいるとき。iuは結構本を読むのが早いのですが、その過程をよく観察していて気づいたのです。

実はiuは一文字一文字をちゃんと追っているわけではなくて、1行、酷いときには2〜3行飛ばし飛ばしに読んでいて、その間は自分の頭の中で勝手に「この展開ならこうだろう」という先入観で補完していたのです!!なので偶に読み返したときに全く知らなかったストーリーがあったりして(笑)

現実生活の中で酷いのは人の名前。その方の本当のお名前が仮に大下さんとしても、iuはそれを知る前に勝手に「あ、この人は中村さんっぽい顔立ちだから中村さん。」などと決めつけているので、「大下です」っていわれて、「あ、確かに大下さんの方がお似合いだ。」と修正がかからないと、頭の中ではずっと中村さん。従って、顔と本当の名前が一致しません(笑)

映画や本のタイトルにも先入観が発揮されます。勝手にストーリーを作ってしまうのです。で、最近困っているのが東京タワー。

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ベストセラーで、ドラマになって、映画にもなっているのに未だに見てませんけれども、そういう風にちまたにあふれているので、正しいストーリーは何となくわかっています。わかっているのですが…

iuの中にある東京タワーのストーリーはこんな感じ。
ボクの家はおかんとボクの2人暮らし。
ただ1つ、普通の母子家庭と違うのはボクのおかんは本当はおとん。
おとんは新宿のオカマバーで働くNo.1ホステスで…。

実話を元にボクとおとん(おかん?)の何気ない、どこかおかしな日常を描いた話題作。月に一度、おかんがおとんとしてボクと一緒に過ごしてくれる“ボクの日”にでかけていった東京タワーで起きる大騒動を描いた表題作「東京タワー」他5編を収録。

コピー:ボクのおかんは、本当はおとんなんです。


なので、「東京タワー」って聞くと新宿2丁目っぽい雰囲気が頭の中にできて感動する作品って言うより、どたばたしたコメディのような気がしてしまうのです。

オダギリジョーさんの映画完成コメントなんかを見ていても、どうも「東京タワー」の話に思え無くって仕方ありません。

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おしまい。

コメント

ヒツジ
ヒツジ
2007年4月16日20:18

読まずに見ずに、その素晴らしい想像をどんどんどんどんどんどん膨らませていったほうが、きっと楽しいと思います。
センスのよいコピーですね。

iu
iu
2007年4月17日13:50

>ヒツジさん
ありがとう御座います。

お仕事とか良い方に妄想がふくらむと良いのですが(笑)
大抵何の役にも立たない、無駄なことに費やされています(^皿^)