影響力の武器―なぜ、人は動かされるのか。
2007年3月16日
考え事の日。
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mixiという紹介制のソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)が開始されて数年。今ではmixiについてわざわざ説明しなくても結構な人が知っている一大サービスに発展しました。
mixiは“一見さんお断り”、参加資格を得るのに紹介制の形態を取るので当然敷居は高くなるわけですが、それによりネットの長所でもあり、短所でもあった匿名性を薄めて、ローカルに近い人間関係をネットにもって来られるという点でなかなか面白い取り組みです。
…が、匿名性を薄めた故に発生する問題もまた存在するようで。
まずmixiではSNSと言う性質上、自分のスペースに「マイミク」と呼ばれる友達リストが存在します。(このリストへの記載は双方の合意が必要です。)従って、友達とそれ以外が明確に区別されるコトになります。
その上で、友達とのつながりを強化する機能としては、誰が自分のスペースをのぞいたのかがわかる「あしあと」という機能や、友人がBlogを書くと自分のスペースにお知らせが出たりする機能があったりするので、この二つを組み合わせることで友人がBlogを読みに来たかどうかがそこそこ推測できるわけですd(^-^)
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で、今日はこれに関連してこんな記事を見つけてきましたよ。
http://okwave.jp/qa2835346.html
要約すると「私の日記を見てるのにコメントをつけてくれない友達がいて、非常に不快である。どうしたものか」と言う公開質問。
質問主の方は「日記を見てもコメントをくれない」ことをさして「読み逃げ」と命名をしているのですが、この公開質問に対して回答している皆さんも、概ねこの“読み逃げ”はいけないことだという認識で一致しているようでびっくりしました。
まぁ認知心理学とか社会心理学の用語でいうところのReciprocity(互恵性/相互性/返報性/互酬性/応報性 など日本語だと分野によって色々。)(※)が成立してなくて、そこからくる認知的不協和でイライラする。ってコトなのだと理解できるのでその面から見るとわからなくもないのですが…
(※「目には目を」とか「親切にしてくれる人には親切にしたくなる」というようなモノで、人類には普遍的な性質のようです。この心理作用を応用した説得手法「door-in-the-face」テクニックなんかは有名ですね。)
iuのように普通のオープンなネット空間でBlogを書いている人間にとって、読んだ人全員がコメントを下さるなんてコトはありえないし、想像していないので非常に新鮮な問題に見えました。
実際、iuはmixiも普通のネットと代わらない感じで捉えているので、大抵読み逃げです(笑)しかも、mixiの方にはBlogを書いていないのでまさに公開質問で指摘されているマナーのなっていない人の典型例…えへっ(^-^;)
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この手の問題(?)は他のサービスでも見られるようで、高校生以下の年代の若い方に絶大な人気を誇ると言われている携帯サイト「モバゲータウン」(ジャンルとしてはmixi同様、SNSだそうです。)でも“読み逃げ禁止”というローカルルールができているとかいないとか。
iuはもともとネットのなかった歴、オープンなネット空間にいた歴がそれぞれ長いのでネットとF2F(対面環境)と言う区分けが頭の中にあるのだけど、若い人なんかははじめからネットは身近にあって、で、ネットを始めるときはF2Fも可能なローカルの友人が多いクローズドなネット(この記事で言うSNS)から入ってくるので、iu達の世代以上にネットと現実の区別は曖昧で、シームレスに人間関係を構築しているっていうコトなのかもしれませんね。
従って、日記にコメントをつけてくれない=一緒にいるのに無視されてるような疎外感を感じている(自分がしゃべっているのに、無視して携帯を見つめたりしてる感じ?)と。
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などなど、とりとめもないことを色々考えた日。
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mixiという紹介制のソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)が開始されて数年。今ではmixiについてわざわざ説明しなくても結構な人が知っている一大サービスに発展しました。
mixiは“一見さんお断り”、参加資格を得るのに紹介制の形態を取るので当然敷居は高くなるわけですが、それによりネットの長所でもあり、短所でもあった匿名性を薄めて、ローカルに近い人間関係をネットにもって来られるという点でなかなか面白い取り組みです。
…が、匿名性を薄めた故に発生する問題もまた存在するようで。
まずmixiではSNSと言う性質上、自分のスペースに「マイミク」と呼ばれる友達リストが存在します。(このリストへの記載は双方の合意が必要です。)従って、友達とそれ以外が明確に区別されるコトになります。
その上で、友達とのつながりを強化する機能としては、誰が自分のスペースをのぞいたのかがわかる「あしあと」という機能や、友人がBlogを書くと自分のスペースにお知らせが出たりする機能があったりするので、この二つを組み合わせることで友人がBlogを読みに来たかどうかがそこそこ推測できるわけですd(^-^)
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で、今日はこれに関連してこんな記事を見つけてきましたよ。
http://okwave.jp/qa2835346.html
要約すると「私の日記を見てるのにコメントをつけてくれない友達がいて、非常に不快である。どうしたものか」と言う公開質問。
質問主の方は「日記を見てもコメントをくれない」ことをさして「読み逃げ」と命名をしているのですが、この公開質問に対して回答している皆さんも、概ねこの“読み逃げ”はいけないことだという認識で一致しているようでびっくりしました。
まぁ認知心理学とか社会心理学の用語でいうところのReciprocity(互恵性/相互性/返報性/互酬性/応報性 など日本語だと分野によって色々。)(※)が成立してなくて、そこからくる認知的不協和でイライラする。ってコトなのだと理解できるのでその面から見るとわからなくもないのですが…
(※「目には目を」とか「親切にしてくれる人には親切にしたくなる」というようなモノで、人類には普遍的な性質のようです。この心理作用を応用した説得手法「door-in-the-face」テクニックなんかは有名ですね。)
iuのように普通のオープンなネット空間でBlogを書いている人間にとって、読んだ人全員がコメントを下さるなんてコトはありえないし、想像していないので非常に新鮮な問題に見えました。
実際、iuはmixiも普通のネットと代わらない感じで捉えているので、大抵読み逃げです(笑)しかも、mixiの方にはBlogを書いていないのでまさに公開質問で指摘されているマナーのなっていない人の典型例…えへっ(^-^;)
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この手の問題(?)は他のサービスでも見られるようで、高校生以下の年代の若い方に絶大な人気を誇ると言われている携帯サイト「モバゲータウン」(ジャンルとしてはmixi同様、SNSだそうです。)でも“読み逃げ禁止”というローカルルールができているとかいないとか。
iuはもともとネットのなかった歴、オープンなネット空間にいた歴がそれぞれ長いのでネットとF2F(対面環境)と言う区分けが頭の中にあるのだけど、若い人なんかははじめからネットは身近にあって、で、ネットを始めるときはF2Fも可能なローカルの友人が多いクローズドなネット(この記事で言うSNS)から入ってくるので、iu達の世代以上にネットと現実の区別は曖昧で、シームレスに人間関係を構築しているっていうコトなのかもしれませんね。
従って、日記にコメントをつけてくれない=一緒にいるのに無視されてるような疎外感を感じている(自分がしゃべっているのに、無視して携帯を見つめたりしてる感じ?)と。
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などなど、とりとめもないことを色々考えた日。
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