質問力。

2007年3月7日
疲れた日.

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今日は朝から学会参加…だったのですが,
午前中のいくつかの講演ではついつい
うとうとしてしまいました(^-^;)反省.

午後からは,参加したセッションの1つ1つについて
ハンドアウトも見ながら質問を考える練習をしましたよ.

いろいろ考えていたら,自分のクセが見えてきておもしろかったです.

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Dにあがってからは,評価実験のデザインなんかを勉強してきたので,
実験のデザインやデータの解析に関する部分の質問を思いつきやすい
という傾向があるようです.

とはいえ,それも基礎・基本的なものばかりで,議論を深めるような
深いものでなくてマニュアルで対処できそうなものばかり.

システムに関するものでは,「ダメっぽい」というのはわかるものの,
今後どうすれば伸びそうかという一番大切な部分は思いつかず.

どうやら,ゼミなんかで訓練していないこととあいまって,
質問力が足りないようです.しょぼん.

専門外のセッションばかりにいたからだといえば,それもそうなのですが,
どんな発表でも3つ4ついろんな方向から質問をしてあげて,
ちゃんと今後の方向性を示唆するようにコメントをつける座長さんの技は
すごいなと感心しきりな今日この頃です.

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折角なので,iuがよく見かけたもったいないミスを書き出しスペシャル.

・平均は出ているが分散(偏差)は出ていない
   やっぱり,平均と分散はセットと思います.
   
   点数が上がっていて分散も大きくなっているのか,
   点数が上がっていて分散は変化していないのか,それによって
   考察が結構変わるはずなので.

・有意差が示されていない
   6人の実験の5段階評価のアンケートで方や3.4かたや3.8.
   それくらいの差で「本システムが有効」といわれても誤差じゃない?
   という気がしてしまいます.せめてもう一声!
   
   (順序尺度を間隔尺度と見なして平均を算出することはiuの分野では
   容認されることが多いので,ここはいいかなと思います.)

・尺度構成がおかしい
   順序尺度を間隔尺度と見なすことの多い分野ではありますが,
   項目間の間隔がどうも不均一すぎだろうという尺度が多かったです.
   
   例えば1.非常にある 2.よくある 3.ある 4.すこしある 5.ない
   なんていう5段階はこれはどうかと…
   せめて「わからない」か「どちらでもない」と,「あまりない」
   位を入れないと…と思ってみたりして.

・人数が…
   これはiuも人のことは言えないので(笑)
   社会科学系では1群あたり15人が最低ラインと思うのですが,
   6人くらいになりがちなんですよね(^-^;)
   
   このくらいだと1人被験者が増えるだけで平均値ががらっと
   変わってしまうのが悲しトコロ.

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まだまだ勉強しないといけないなと反省している今日この頃.
(※反省と学習は別物 ;-p)

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