後ろのiu太郎。

2006年7月17日
珍しく仕事の日。

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iuは大学院進学以前は情報系でとある数値解析をしてました。
今は情報と社会/認知心理学の中間みたいなトコロです。

そんなわけで、基礎の出来ていない部分が多く、暗中模索。

研究の流れとしては・・・
  ・新機能(?)の提案
  ・実装(プログラミング)
  ・評価(出来たアプリを実際に使ってもらう)
というかんじで、これはまぁ多少コトバの置き換えが必要にしても
どのような分野の研究でも同じようなモノかなと思います。

が、iuがいつも困るのは”評価”のトコロ。

数値解析ならPCをぶんぶん回せばいいので、好きなだけ実験できたのですが、
今度の評価実験は”人間”が不可欠。(エージェントを使って
シミュレートというても無いではないのですが。)

そうなるととたんに色々ややこしいのです。

例えば・・・統計処理を行うという観点から見ただけでも、
正規分布を予測できるだけの数の被験者さんを集めるのは大変だし
(特にiuは自分のポケットマネーで謝礼を出すので・・・)
仮に集まってもiu単独での実験なので1日に数人しかこなせず。

結局、正規性があるかわからないし、アンケートとかのデータは
大抵が順序データだしということでノンパラな検定で有意差の有無を
出してみたりしていたのですが・・・

それでもやっぱりグループ比較は大変なのでケーススタディ的に1事例だけで
なんとかきちんと説明を付ける方法が欲しいなぁと思っていたのです。

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そんなこんなで困っていたところに見つけたのがこの本。

心理学のヒトって100とか200とかのオーダーで被験者さんを集める
っていうイメージで見ていたのですが、意外に1事例もあるのですね!

(今までは医療とかバイオ系のヒト向けの統計関連の本を中心に
調べていたりしました。)

書かれたのが大分古い&著者の方は当然1事例推進派のハズなので、
実際、今の心理学の分野でメジャーな手法なのかは検討が必要そうですが、
なかなか使えそうです。

がんばろうっと!

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そんな日々。

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